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流行りの別居婚は、遺族年金をもらえない?

公開日: 2015年12月12日 更新日:2019年2月14日

ライフスタイルの多様化により、
別居婚(=週末婚)といった、結婚生活が流行っていると聞いて久しい気がしますが、

~引用~
別居婚とは住居を別にしたまま結婚するスタイルのことである。働く女性が増え、互いのライフスタイルを崩さないために別居婚を選択するという理由が多く、他には再婚で子供がいる場合、とりあえず籍を入れ、子供が慣れさせるためにとりあえず別居婚から始めるという場合もある。仕事の都合などから単身赴任になるなど、結婚当初は同居し、途中から別居になる場合は別居婚と呼ばない。また、別々に暮らし、一緒に過ごすのが週末だけの場合、特に週末婚という。別居婚により自分のライフスタイルが守られるというメリットがある反面、なかなか互いを理解しあうことが出来ないというデメリットもある。

 

引用元『日本俗語辞書』別居婚 → http://zokugo-dict.com/29he/bekyokon.htm

この結婚生活スタイルは、遺族年金の請求においては非常にデメリットがありますね。

問題となりそうなのは、ズバリ!生計同一関係。遺族年金を受けとれる配偶者は、夫の死亡時において生計同一関係でないとダメです。

まず、可能性として考えられるのが、別居婚でお互い働いていて、それぞれ自分の収入で生計を営んでいたというケース。これは、生計同一関係にあったとはいえないでしょう。

また、それぞれの家があることから、住民票の住所が別であるとも考えられますが、このようなケースで生計同一関係が認められるには、

やむを得ない事情により住所が住民票上異なっているが、次のような事実が認められ、その事情が消滅したときは、起居を共にし、消費生活上の家計を一つにすると認められるとき

 

(ア) 生活費、療養費等の経済的な援助が行われていること
(イ) 定期的に音信、訪問が行われていること

という要件があります。そもそも、住民票上の住所が異なっているのはやむを得ない事情ではなく、望んでそうしてますよね。生活費を配偶者に振込む等して記録が残るようにすればいいのですが、手渡しだと証明が大変になります。

また、援助額については、この援助がなければ配偶者が生活できない程度の金額が必要なため、少額では認定されないと思われます。それに、配偶者も働いて収入があるから援助していないということであれば、アウトですね。

音信・訪問は定期的にするでしょうから、これは大丈夫でしょう。ということで、別居婚であった方で遺族年金を請求する際には、別居理由経済的援助がネックとなりそうです。

遺族年金もらえない覚悟で別居婚をされている方であればいいのですが、今後の生活のことを考えるともらえないと困るという方は、一つの家で同居して生活した方がいいですね。

遺族年金は、結婚しているからといって必ずもらえるわけではないということを覚えていただければと思います。


この記事を書いた人

遺族年金専門の社会保険労務士 三浦康紀 アルテユース社会保険労務士事務所 代表

遺族年金専門の社会保険労務士

三浦 康紀
アルテユース社会保険労務士事務所代表

全国47都道府県の方から累計2,000件以上の遺族年金相談に対応してきた遺族年金専門の社会保険労務士。遺族年金代行手続きをサポートした案件の受給率は、96.2%。
「あなたに遺族年金を届ける」がコンセプト。

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  • 内縁の妻(住民票住所同一、住所別)の遺族年金請求
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